投資信託ができるまで
運用会社が扱う投資信託は、どのようにして作られるのでしょうか。ここでは、ニーズイン(マーケットイン)型※1の商品開発を例に、
投資信託ができるまでを説明いたします。
※1 ニーズイン(マーケットイン)とは顧客が望んでいる商品を企画・開発することです。対照的に「プロダクトアウト」とは企業が良いと思う商品を企画・開発することです。
お客さま(投資家)
1
4
販売会社
1
4
営業業務
コンプライアンス・リスク管理・システム開発など
5
金融市場
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1 お客さま(投資家)のニーズ調査
営業担当は日々の営業活動を通して、常にお客さま(投資家)のニーズについて情報収集をしています。
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2 投資信託の開発
集めた情報を各業務間で連携し、新商品案を作り上げていきます。
- 営業業務:マーケティング、販売促進案の検討など
- 商品業務:商品コンセプトの策定、約款の作成、目論見書の作成、販売用資料の作成など
- 運用業務:運用可能性の検討、モデルポートフォリオの作成、想定リスク・利回りの計算など
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3 新商品開発のモニタリング
リスク管理やコンプライアンスの観点で、投資信託の開発が問題なく行われているかモニタリングします。また、システムなどのインフラ面で商品設定後の運用をサポートします。
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4 販売会社へ新商品の提案、お客さま(投資家)へ商品を提供
営業担当は販売会社へ、新商品のご提案をします。新商品を採用頂いたら、販売会社を通じて、お客さまの運用スタイルに合った商品をご提供します。
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5 投資信託を運用し、お客さま(投資家)に投資実績を還元
ファンドマネジャーはお客さまからお預かりした資産を、投資信託ごとに定まる運用方針に則った形で株式や債券、不動産などさまざまな投資先に投資し、リターンをお返しします。