きらりと光る企業の選球眼を磨く

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2003年入社 / 商学部卒

株式運用部
国内株式運用担当

株式運用部では、投資信託の販売などを通じてお客さまからお預かりしたお金を、リスクを適切に管理しながら株式で運用しています。いわば“プロの投資家”の集団です。

投資先企業の実力を見極める

3,000社を超える上場企業に目を配り、徹底した調査や分析を通じて、実力が株価に適切に反映されていないようなポテンシャルの高い企業を見つけ出して投資することが、私たちファンドマネジャーの仕事です。私は市場平均を上回る運用成績が求められるアクティブファンドを担当しており、どの企業に投資すべきかを常時考え続けているといっても過言ではありません。大半の時間を企業調査に充て、上場企業の経営者やIR担当者との定期的な面談を通じて、企業の商品やサービスを理解し、その企業の競争力や成長力について判断を下しています。もちろんその判断がいつも正しいとは限りません。「勝っておごらず、負けて卑屈にならず」を心がけ、周囲から信頼される運用者でありたいと考えています。

アナリストとして調査を行う

当社のファンドマネジャーの特徴として、アナリストと兼任であるということが挙げられると思います。そのためアナリストからの報告をもとに投資先を決定するのではなく、自らアナリストとなって、足を使ってできるだけ多くの企業調査を実施するように心がけています。第一線で活躍中の経営者の方に直接お目にかかってお話を伺うことはこの仕事の面白みの一つであり、大手機関投資家という立場ならではのやりがいだと感じています。企業調査の際に心がけているのは、できるだけその企業の本社や工場に足を運ぶことです。すると財務諸表などには表れてこない、その企業のカルチャーを肌で感じられるのです。例えば、すれ違う際に社員の方が元気に挨拶をしてくれたり、こまめに電灯を消している様子を目にしたり。そんな点も投資判断の材料にしています。

AIにはできない投資判断を

入社4年目にファンドマネジャーとなり、以来、多くの企業の調査・分析を通じて、“きらりと光る企業”を見極める選球眼を磨いてきました。もちろん、まだ力不足と感じることもあり、これからも経験を重ねることで自分なりの選球眼を磨いていきたいと考えています。本格的なAI運用の時代を迎えようとしているからこそ、私は人間の良識と冷静なバランス感覚に基づいた投資判断ができるファンドマネジャーでありたいと思っています。足を使った企業調査にこだわるのもそのためですし、アナリストとの兼任制は当社ならではのアドバンテージだと感じています。さらに自分に磨きをかけ、ファンドマネジャーとして成長を続けていきます。

きらりと光る企業の選球眼を磨く